本は私の生活にかかせないもの

自分の毎日の生活の中で本をいかようにして読むか、その読む場所から自身のほんとの関わり方と明らかにする

本は私の生活にかかせないもの

生活の中で感じる本との関わり

思い返すとぼくはずっと本と関わって生きてきた。小学生の時に江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズにはまったことが、ぼくが読書を楽しいものとして認識した最初の出来事だったのだろう。それからというもの、学校の図書館にある本はあらかた読んできた。それから読むだけではなく書くという作業だって得意だった。読書感想文コンクールで入賞したり、詩を書いたり、それを音楽に乗せて歌ったりもした。中学に入ってもぼくは読書から離れることは出来なかった。

今でも覚えているのは英語の授業中、教科書を立てて先生にばれないようにして、夏目漱石のこころを読んでいたことだろうか。人はなぜ英語の授業中に国語の本を読まなければならないのか、と問うだろう。今のぼくであれば確かにそのような人の意見はよく分かるが、当時のぼくにはそれは到底不可能なことだった。一度進み始めたストーリーは引き返すことなど出来ない。一旦本を置いておいて、それから他のことを考えようなんて優れた知性はぼくは持ち合わせていなかった。思えばぼくは幼少期から本を読むことで先人たちの教えを乞うてきた。もちろん読むだけではなく、それを自分の生活の中に落とし込み、例えば失恋の時だってあの人はこのようにしてこの時期を乗り切ったんだから自分にだってそれは出来るはずである、といったように心持ちを幾分明るくしたりといったこともあった。大人になってからは単なる物語ものよりも自己啓発系の本を読むことが多くなっていったが、それでもぼくが本から離れないのは言うまでもない。